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日常にハレの日を。

Style Recipe

古来より、日本人は、普段通りの日常を「ケ」の日、祭礼や年中行事などを行う日を「ハレ」の日と呼び、日常と非日常を使い分けていました。 ハレとケは光と影、単調になりがちな日常に新しい風を吹き込んで、気分を一新する、そんな役割があります。

我が家は、この4月に年少に進級する息子のハレの日を控えていて、
半年ほど前から準備を整えてきました。
情報過多の世の中で正解のフォーマルを探す日々が続きました。
そしてフォーマルには何段階かあり純度が異なる事を知りました。
多くの記事に書かれていたのは、園や学校の方針、周りの保護者との調和でした。
場を乱さない服装を心掛ける。
ふと、息子の園はどうだろうと。 想像してみたとき、なぜだか凄く違和感を感じました。
恐らく多くの親御さんは純度の高いフォーマルスタイルで参加されるのではないかと思ったからです。

世間一般ではそれが正解でも 私には正解ではないと気付いた瞬間でした。
様々な記事を読む中で目に止まったのが「インフォーマル」という言葉でした。
インフォーマルは着用回数が最も多い略礼服の事を指します。
いわゆる普段着に近い、少し綺麗目な服といった所でしょうか。
インフォーマルは決してフォーマルではありませんが周りに不快感を与える様な服装ではありません。
そこで私は少し高価なジャケットと、少し個性的で拘りのバッグを新調しました。
「日常」を「ハレの日」に格上げするのです。

新しい物と手持ちの古い物を上手くミックスさせる事で、背筋がピンと伸びるハレの日も気負いせず、自分らしく居れるそんな気がしました。
多様性の時代だからこそ自分らしいフォーマルでこれから時折やってくる記憶に残るハレの日を。
子供と過ごす“いま”しかない貴重な瞬間を目に焼き付けたいと思います。

皆様のハレの日が素敵な1日になりますように。

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